WindowsPCと比較すると、同じようなカタログスペックでもMacBookは異常に高い感じがします。
WIndowsであれば10万円を切る機種で、それなりのスペックのものが新品で買えます。
それでも、Macが欲しい!という大学生は中古のMacBookが良いのではないでしょうか?
私自身、中古のMacBookを長い間愛用しています。
Mac高いんだよな・・なんでなんだ!
それは、良い製品だからですよ!カッコいいし!
ということで、この記事では大学生の用途に使えそうなスペックの中古MacBookを賢く購入する方法について解説したいと思います。
USED品なら環境にも優しくECOですよね!
MacBookなら多少古い機種でも性能は十分すぎる
パソコンはMacBookに限らず、使用用途に応じた最適なスペックというものがあります。
レポート作成、卒論執筆程度であれば、ハイスペックな必要はありません。
過去5〜6年以降に発売されたモデルであれば、それらの用途に十分な性能を発揮すると思います。
大学生でもハイスペックモデル必要な場合は?
CGや動画編集が考えられます。
一般的に、CG制作や動画編集ではハイスペックを要求されるということになっていますが、それはプロ並みの作業を行う場合です。
それには、専用のアプリも必要となり、これらを専攻する学生でも無い限りハイスペックは必要ないでしょう。
ちょっとした動画編集くらいなら、多少古い普通のMacBookでも十分作業できます。
もっとも、中古ならハイスペックなMacBookが掘り出し物として購入できる可能性もあります(大は小を兼ねますからね)。
中古MacBookを買うリスクと対策
中古MacBookの買った場合のリスクは下記の3つが大きいかと思います。
1 バッテリーの持ちが悪い可能性がある
バッテリーは消耗品なため、中古で購入すれば100%の性能は期待できません。
ですが、100%の機能を期待できないだけであり、普通に使えるレベルの消耗具合の商品がほとんどだと思います。
消耗度の詳しい見極め方や対策についてはネットで中古品をお得に買うための目利きと注意点で後述します。
2 外観や機能にヘタリがある
中古ですから、外見上の細かい傷や可動部のヘタリはある程度の我慢が必要です。
ですが、外見上の問題はパソコンとしての機能としては関係ありませんので、普通に使うことができるはずです。
ほとんどの場合、我慢できる程度の傷の商品が販売されていると思います。
また、傷がついていれば、普通その旨を明記して販売していますので自分が納得できるか?の問題です。
3 最新OSへアップグレードできない
中古MacBookは、これが一番問題かもしれません。
古いMacBookではOS(オペレーティングシステム)を最新のものにアップグレードできない可能性があります。
2023年11月現在、最新のOSはmacOS Sonoma(バージョン14.1)です。
例えば、これに対応できる最も古いMacBookAirはMacBook Air (Retina, 13-inch, 2018)となっています。
すなわち、2018年以前のMacBookAirでは最新OSへのアップグレードが不可能ということです。
最新OSにアップグレードできないと何かマズイの?
程度にもよりますが、ほとんどの場合問題ありません。私のやつはもっと古くても現役ですから。
最新OSが使えないデメリットは、MacOSの最新機能を使えないということくらいです。
新しい機能を使いたい人にとっては致命的なので、そういう人は新品を買いましょう。
ただし、あまりにも古いOSではアプリが対応しない、セキュリティーの問題が発生する可能性があるといった問題があります。
これについては次のセクションで解説していますので読み進めてください。
中古MacBookの狙い目機種と価格帯は?
1 M1チップ搭載MacBookAirが狙い目
文系・理系問わず、文書作成・表計算等が主な使用用途の大学生はMacBookAirが使いやすいでしょう。
その中でもM1チップ、いわゆるAppleシリコンを搭載したMacBookAirは機能・性能的に狙い目です。
M1チップを搭載しているのは2020年以降のMacBookAirなので、中古品としては比較的新しい部類です。
中古品は現在販売されているモデルの定価ベースで7〜8割の価格が相場です。
正直、安くはありませんが、10万円を切ればお買い得です。
下記に事例を挙げますので価格はご自分でご確認を・・(在庫・価格がかなり変動するため)。
※なお、MacBook Air 13.3-inch Late 2020にもメモリ搭載量、SSD搭載量の違いがありますが、標準のメモリ8GB、SSD256GBで問題ないと思います。
なるほど!これなら手が出そうだね。
このへんなら、大学4年間問題なく使えると思います。
2 価格優先で古すぎない機種
もう少し安い中古MacBookなら下記の条件が良いかと思います。
2018年前後のMacBookAirまたはMacBookPro13インチが、大学生にちょうど良く使え、お手頃な価格で入手できる可能性があります。
具体的には3万円後半〜8万円程度が相場だと思います。
ただし、CPUチップがインテル製で製品のバリエーションが多いので迷いやすいと思います。
私のおすすめ条件は下表の通りです。
【おすすめ条件】2018年前後の MacBookAirまたはMacBookPro | |
---|---|
CPU | Core i5 |
メモリ搭載量 | 8GB |
SSD搭載量 | 256GB |
画面サイズ | 13.3インチ |
SSD容量が128GBモデルでは、安いと3万円台で買えてしまうのですが、保存容量が少ないので多少不便です(USBメモリで対応)。
ですが、レポート作成で文書や表計算しかしないという大学生であればこれでも十分対応可能です。
これも同じく下記に事例を挙げます。
3 理系・情報系大学生ならMacBookProも視野に
理系や情報系大学生の場合、MacBook Proも検討した方が良いと思います。
これはコンピュータの処理速度というよりは画面の大きさが大きい方が作業効率が良いためです。
理系・情報系は作図、CG、プログラミングを行うことがありますが、これらは画面サイズが大き方が圧倒的に有利です。
MacBook Proであれば15インチサイズのものがありますので、検討しましょう。
ただし、MacBook Proの15インチサイズは2018年前後の物で、6〜13万円くらいが相場だと思います。
スペックはCore i5、メモリ8GB、SSD256GBが基本となりますが、CG(特に3D)を予定している方はCore i7、メモリ16GBが良いかと思います。
ネットで中古品をお得に買うための目利きと注意点
中古MacBookを購入するときの注意点を解説します
1 中古でも保証はあるか?
通常、中古専門店では中古品に数ヶ月の保証期間をつけて販売しています(バッテリーなどの消耗品は除く)。
ここが、ネットオークションとの大きな違いの一つで、中古でも安心して購入することができます。
保証の種類や期間、追加保証の有無、返金保証などはショップによって大きな違いがあるので、中古選びのポイントの一つとなります。
2 注意して見るべきポイント
中古品は下記の2つについて重点的に確認して買いましょう。
1.可動部の状況
- 液晶モニターと本体をつなぐヒンジ(ちょうつがい部分)が緩かったり硬かったりする商品は絶対ダメです。これは写真で確認できないので、商品解説にこの記載があるかがポイントになります。
- 液晶周りのゴムの劣化があるものはやめた方が良いです。劣化していると液晶画面とキーボードが接触し画面に傷ができます。これも写真ではわからないので記述を見る必要があります。
- キーボードの劣化が激しいものはなるべく避けましょう。見分け方は写真でキートップの文字の擦れや消えを確認します。
2.付属品の有無
ACアダプターが付属するか確認しましょう。中古品の場合、ACアダプターが付属しないケースがあります。
ただし、そのような商品は安いので、Amazon等で3千円程度のACアダプターを購入して使うという方法もあります。
中古MacBookを購入するならどこが良い?
1 中古は1点物。即決しないと無くなる?
中古品を探していて「これイイ」と思ったら、なるべく早く買ってしまいましょう。
自分が良いと思う商品は、他の人も良いと感じているはずです。
中古品はその1点しかありませんから、買われてしまえば即売切れとなります。
私の経験では、数時間もしないうちに売れてしまったということもあります。
ただし、中古品なので吟味はしっかりしましょう。
2 MacBookの中古を買うならどこ?
下表で中古MacBookを扱っている代表的な通販サイトを比較します。
ショップ名 | 特徴 |
---|---|
リコレ! オススメ | 中古MacBookの在庫数はかなり多い。価格も比較的安め。10日間の返品保証と、1ヶ月の製品保証。商品検索が使いやすい。1番のおすすめ。 |
BeStock | 1年間の保証付き。追加料金で最大3年まで補償延長可能。在庫は少なめ。ACアダプターが付属しない安い商品がある。 |
OraOra! | 不都合があれば7日間の返品期間あり。90日間の保証がつく。在庫は多め。 |
Qualit | 1年間の補償付き。リフレッシュして販売するため製品の状態は良い。価格は少し高め。在庫は少なめ。新規会員登録で10%OFFクーポンがもらえる。 |
在庫の豊富さと価格から考えると、まずリコレ!から探してみるのが良いでしょう。パソコン販売大手のソフマップが運営しているので安心感もあります。
ただし、リコレ!は在庫が豊富な反面、店舗でも販売しているため、在庫の変動が激しい特徴もあります。
なので、売り切れる前に早めに購入することをおすすめします。