プログラミングスキルを身につければ現代社会でのキャリア形成において、プログラミングスキルはますます重要な役割を果たしています。
そこで、この記事では、大学生専用プログラミングスクールの選ぶポイントを解説します。
就職活動でアピールポイントを増やしたい方や、IT企業に就職を目指す方にとって、プログラミングを学ぶことは短期間で高い成果を生み出すスキルとなります。
この記事を読むことで、あなたがプログラミングを身につけ、自分の夢や目標に一歩近づくための第一歩を踏み出すことができるでしょう。
大学生向けプログラミングスクール選び5つのポイント
上記をそれぞれ詳しく解説します。
大学生向けプログラミングスクール選ぶポイント 1 ポートフォリオ作成の指導があること
ポートフォリオとは?
自分が作成したオリジナルのアプリやWebサイトを集めた作品集。就職希望先企業に提示し、実力をアピールできます。
プログラミングスキルをアピール材料にする就活では、このポートフォリオの出来の良さが全てといっても過言ではありません。
ポートフォリオを見ればその人物の技術力・発想力・デザインセンス・・・などなど、ほぼ全て分かってしまいます。
カリキュラムの中で「オリジナルアプリ作成」「オリジナルサイト作成」が含まれていれば、ポートフォリオ作成の指導があることになります。
良いポートフォリオができると、ES(エントリーシート)で『ガクチカ』を詳細に書けるだけでなく、説得力が増します。
そのため、プログラミングスクールでポートフォリオ作成の指導が行われているかどうかがスクール選びにおける最大のポイントです。
良いポートフォリオは、大学名の優劣すら跳ね飛ばすポテンシャルがあります。
実力で勝負できるなら頑張ってみるわ!
大学生向けプログラミングスクール選ぶポイント 2 就活指導があること
大学でも就職課等で就職指導を受けることができますが、プログラミングスキルを武器にした就活では専門家の就活指導が望ましいと考えられます。
特にIT系企業の就活では、プログラミング技術に関する試験が行われることもあるため対策が必要です。
また、就活指導付きのプログラミングスクールは、修了生から情報を収集していることがほとんどです。
そのため、個別企業の情報を把握しており、具体的な指導を受けながら対策できます。
さらに、ESをはじめとした必要書類の添削、面接練習などもエンジニア視点で行ってもらえるため、大学での就職指導よりも効果的な就活を展開できます。
超ポイント!
ESは誰かに添削してもらうのが就活のセオリーですが、プログラミングスクールの指導で添削してもらうのがベストです。
なぜなら、あなたがプログラミング学習をしている過程を知っているからです。
体裁だけを整えた添削ではなく、あなたをしっかりと見ているからこそ良い添削ができ、『熱の入ったES』が書けるのです。
同じことが面接練習でも言えるでしょう。
大学生向けプログラミングスクール選ぶポイント 3 企業紹介・斡旋があるとベター
プログラミングを勉強始めてすぐは、IT業界のことにも詳しくなく、具体的なイメージもつかめないかと思います。
数多くあるIT企業からベストな選択をする必要がありますから、各企業について少しでも多くの情報を集めたほうが良いはずです。
スクールが紹介する求人であれば、スクールを通して情報を引き出せるメリットがありますし、エンジニア(講師)と相談もできます。
そして何より、紹介してもらうことで楽な就活を展開できます。
ですので、就活に不安がある人や楽したい人は求人を紹介してくれるスクールが良いでしょう。
大学生向けプログラミングスクール選ぶポイント 4 料金が安いこと(相場は?)
一般向けスクールの料金相場
まずは、社会人向けスクールの料金相場から解説します。
プログラミングスクールの料金相場は、『就職(転職)サポート』『オリジナルアプリ作成サポート』『講師の個別サポート』の有無で大きく違います。
これら3つのサポートを完備した一般向けプログラミングスクールの料金は総額30〜40万円程度が平均的です。
一方、大学生専用プログラミングスクールでは安い料金設定になっています。
大学生専用スクールの料金
一般向けのプログラミングスクールの金額は大学生には少し高い・・・ということで、割安に学べる『大学生専用プログラミングスクール』もあります。
大学生向けスクールの料金相場は10〜15万円程度で、一般向けの半額程度です。
それでも高いと感じる人は、一般向けの月額サブスク制スクールならば月額1万円以下で学べるところがあります。
ただし、、新卒向けの就職サポートではなく、転職向けサポートなので事前にスクールのカウンセリングで相談することをお勧めします。
大学生向けプログラミングスクール選ぶポイント 5 学べる開発言語の種類
習得する開発言語(プログラミング言語)の種類により、入社できる会社やその後の転職の方向性が決まります。
習得する開発言語の種類は、人生を左右するのでスクールで無料相談してから選びましょう。
大学生専用スクールで学べることは、4つのパターンに分類されます。
パターン① Webデザイン
これはホームページを作るためのスキルね!
地方で就職したい人や一般企業に就職するためのスキル武装であれば、これがオススメです。
Webデザインの習得は難しくない
いわゆるホームページ作りです。Webアプリ開発との違いは次項で説明します。
これが一番簡単に習得できるスキルで、就職先も多いのでおすすめです。
ただし、簡単なのでライバルも多いということを頭に入れておきましょう。
社会人が副業として始めるのも、新規参入障壁が低いWebデザインがほとんどです。
アプリ開発・ITサービス系企業に絞って就活するなら、次のセクションで説明するWebアプリ開発が良いでしょう。
就職先は幅広く数も豊富
就職先はWebデザイン会社、一般企業のマーケティング部門やWeb担当者が想定されます。
Webデザイン・制作会社はアプリ開発系企業とは異なり、地方にも多く存在します。
また、一般企業でもWebや広報担当者としての仕事が必ずあるのでWebデザイン・制作ができると一目置かれます。
スクール選びのポイント
HTML/CSS/JavaScriptを習得すればホームページは作ることができますが、最近はWordpressと呼ばれるシステムを使ってWebページを作るのが主流です。
また、Webページ内の画像やパーツの制作にはPhotoshop(レタッチソフト)を使うのが業界標準です。
なので、HTML/CSS/JavaScriptに加え、WordPress、Phothoshopを合わせて学べるスクールが良いでしょう。
Webデザインが学べるのは
Webデザインが学べる大学生専用スクールは、ギークサロンとクリプテックアカデミアが該当します。
この2つのスクールについては別記事の大学生専用プログラミングスクール比較〜Webデザイン編〜をご参照ください。
パターン② Webアプリ開発
アプリって本格的そうね!
IT企業に就職したい人向けです。少し習得難易度が高まります。
Webアプリとは、簡単に言えばAmazon.co.jpのようなカートや検索機能などがある多機能なWebサイトのことです。
これの開発にはPHP、Ruby、Javaの3種類が多く使われています(ただし、大学生専用スクールはJavaの取り扱いがない)。
PHP・Rubyともに前述したWebデザインよりも習得難易度は少し上がります。
2つで比較するとRubyが簡単と言われていますが、求人の数はPHPの方が断然多いです。
なお、Webアプリ開発の企業は首都圏に集中していますので、地方の人はキャリアプランについてスクールで無料相談しておいた方が無難です。
相談例:フリーランスになりたい。地方でテレワーク勤務したい など
Webアプリ開発を学べるのは
レバテックカレッジ、ギークサロン、クリプテックアカデミア、ギークラウンジでWebアプリ開発を学べます。
下表で要点を比較しますが、詳細は別記事:大学生専用プログラミングスクール比較〜Webアプリ開発編〜で解説しています。
私のおすすめは、圧倒的にレバテックカレッジです(安い・有名企業・サポート充実)。
スクール名 | 開発言語 | ポート フォリオ | 就活指導 | 企業紹介 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
ギークラウンジ | Ruby | ○ | ○ | ○ | 約15万円〜 |
レバテックカレッジ | PHP | ○ | ○ | ○ | 約9万円 |
クリプテックアカデミア | PHP | ○ | × | × | 約32万円〜 |
ギークサロン | Ruby | ○ | △ | × | 約11万円〜 |
パターン③ AI・データサイエンス
AIやデータサイエンス分野では、開発言語Pythonが好まれて使われます。
大学生に人気のPythonなのですが、この分野は理系向きです。
Pythonという言語自体は比較的簡単なのですが、AI・データサイエンスをやろうとすればどうしても数学的要素が出てきます。
例えば、線形代数・微分積分・統計処理を理解している必要があります。
もし、AIやデータサイエンスを学びたいのであれば、理系の方でも基礎学力についてプログラミングスクールの無料相談で相談しておくべきです。
なお、AI・データサイエンスを習得すればいわゆるDX人材といえるので、一般企業向けには強力なスキル武装になるでしょう。
AI・データサイエンスを学べるのは
パターン④ スマホアプリ開発
スクールでの学習ではAppStoreやPlayStoreに公開するまでを学べるので、もし、起業を考えているのであればスマホアプリ開発が近道です。
アプリに広告を付けたり、課金システムを実装するだけで、すぐ収入に結びつきます。
さらに、実際にアプリを公開していることが強いポートフォリオになるため、就職にも役立ちます。
ただし、iPhoneアプリはXcodeという開発用アプリでSwiftを使ってプログラミングをしますので、Macが必要になります。
Xcodeを使ったSwift開発は海外では小学生でも学ぶくらいなので、比較的簡単(学びやすい)な部類だと私は感じています。
なお、スマホアプリを学べるプログラミングスクールは少なく、大学生向けだとギークサロン1校になります。
スマホアプリ開発を学べるのはここだけ
ギークサロンGeek Salon
大学生専用。iPhoneアプリ開発を学べるコースは¥109,340 / 3ヶ月(税込)。専属メンターがついてこの価格は激安!6,000人以上の大学生の受講実績があります。無料オンライン説明会を開催しています。
大学生専用プログラミングスクールまとめ
補足になりますが、大学生専用スクールでは、受講者のオンライン掲示板などを通して同じ目標を持った仲間と交流できるメリットもあります。
特に、ギークサロンでは「1,2年生チーム企画制作コース」というのもあり、コミュニケーション力やチーム力を高めることも可能です。
各校ともオンライン無料説明会や無料相談をしているので、これからプログラミングを学びたいと考えている人は参加してみましょう。
スクール名 | 学べること | ポート フォリオ | 就活指導 | 企業紹介 | 料金 |
---|---|---|---|---|---|
ギークラウンジ | Webデザイン Webアプリ AI・データサイエンス | ○ | ○ | ○ | 約15万円〜 |
レバテックカレッジ | Webアプリ | ○ | ○ | ○ | 約9万円 |
クリプテックアカデミア | Webアプリ | ○ | × | × | 約14万円〜 |
ギークサロン | Webデザイン Webアプリ AI・データサイエンス スマホアプリ | ○ | △ | × | 約11万円〜 |