近年、タブレット学習は小学生の学び方を大きく変えています。
どのデバイスが最適かを選ぶのは重要な決断ですが、安い買い物ではないので選択に慎重になるのも当然です。
iPad、Android、Chromebookなどのプラットフォームの種類は一度決めると変更するのは簡単ではありません。
本記事では、これらのタブレットを比較し、最適な選択をサポートします。
なお、タブレット学習には「チャレンジタッチ」のように教材に付属する専用タブレットを使う選択肢もありますが、本記事では家電量販店や通販で購入できるタブレットに限定して取り上げています。
専用タブレットを使う教材について知りたい場合は、別記事「小学生のタブレット学習は通信教材専用機と市販タブレットどっちが良い?」をご参照ください。
プラットフォームiPad、Android、ChromeBookの比較
小学生の学習用タブレットを選ぶ時、まず最初に検討しなければならないのはプラットフォームの種類です。
プラットフォームとはタブレットを動かす基本ソフトの種類のことを指します。
タブレットのプラットフォームは下表の5つがあります。
プラットフォームの種類 | 特徴 |
---|---|
iPad |
|
Android |
|
ChromeBook |
|
Windows |
|
Amazon Fire |
|
※小学生の学習に適しているかどうかは、教育用アプリの豊富さ・オンライン教材への対応度・操作性で判断しました。
小学生の学習用であれば基本的にiPad、Androidから選べば良いと思います。
教育用に普及しているChromBook(クロームブック)も使いやすいのですが、画面がタッチパネル式のものを選ぶ必要があります。
上記3つのプラットフォームは操作が直感的で小学生でも容易に扱えると思います。
一方、サーフェスのようなWindowsタブレットも使えないことはありませんが、操作がシンプルではないので小学生にはおすすめできません。
また、教育系アプリの豊富さや対応状況を考慮した場合、Amazon Fire、Windowsは小学生の学習には適していないと考えられます。
iPad、Android、ChromeBookの3択になると思います。
学習用タブレットのプラットフォームの決め方
新しく買うとすればiPad・Android・Chromebookでどれが良いのかしら?
プラットホーム選択の考え方は2つあります。
プラットフォーム選択の考え方 1 保護者のスマホに合わせる
小学生のうちはタブレットの設定を親の管理下に置いておく必要があります。
子どものタブレットの管理・利用制限はペアレンタルコントロールという機能を使って行います。
この時、親のスマホで設定すると、子どものタブレットの使用状況もモニターできるため大変便利です。
親のスマホからのペアレンタルコントロールは、プラットフォームが異なっていても実現可能ですがお勧めできません。
理由は、普段自分が使っていないプラットフォームは分かりにくいうえ、アップデートで仕様が変更されたりするなどでとても面倒だからです。
特に、IT機器の取り扱いに多少なりとも苦手意識がある人はプラットフォームを合わせると楽になります。
楽なのは重要なことね!
さらに、お互いのプラットフォームに合わせることにより、アプリ・コンテンツを共有できるメリットもあります。
プラットフォーム選択の考え方 2 教材の対応状況
導入を検討しているオンライン教材の推奨環境を満たす機種が必要です。
推奨環境として確認すべき項目は「プラットフォームの種類・バージョン」「タブレットのスペック」の2項目となります。
例えば、Z会のように持ち込みタブレットはiPadのみ動作可能という場合もあるので、各教材の必須・推奨環境は確認しておきましょう。
まだ使う教材が決まっていない場合、下記の記事を参考にしてみてください。
小学生の学習に必要なタブレットのスペック
現在発売されているモデルであればスペック的に問題になることはほとんどないと思います。
細かいことは言及しませんが、以下の点を押さえておけば小学生の学習用に十分なスペックと言えるでしょう。
現在発売中のタブレットであればスペック的に問題になることはないと思います。
ただし、画面サイズは大きい方が良いでしょう。
小学生のタブレット学習にオススメな機種の紹介
小学生の学習用に適しているiPad、Android、ChromeBookを各1機種ご紹介します。
小学生の学習にオススメの Android(アンドロイド)タブレット
コストを抑えられるAndroid
Lenovo
Tab B10 3rd Gen ZAAE0116JP
画面サイズ10.1インチ
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別ウィンドウで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:T610(1.8GHz)
- メモリー:3GB
- 記憶容量:32GB
- 画面サイズ:10.1インチ(IPS)
- バッテリー駆動時間:9時間
- 本体重量:460g
- OSバージョン:Android 12
詳細なスペック等は販売先をご確認ください。
ポイント
現在発売されているタブレットと比較すると、処理速度が若干遅いモデルではありますが、その分安く入手可能です。
3Dグラフィクスを多用するようなゲームをするには力不足ですが、小学生の学習用としては十分な処理速度と言えるでしょう。
タッチペンは付属しないので、必要ならばサードパーティーのペンを別途買いましょう。
価格と購入情報
実売価格帯
2万円台〜
価格調査日:2024/7/28
※ポイント・送料は考慮していません。
※価格は常に変動します、下のボタンでご確認ください(別タブで開きます)
小学生の学習にオススメの iPad(アイパッド)
ノーマルのiPad
Apple
iPad
カラバリ豊富。第10世代64GBモデル
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別ウィンドウで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:A14
- メモリー:4GB
- 記憶容量:64GB
- 画面サイズ:10.9インチ
- バッテリー駆動時間:10時間
- 本体重量:477g
- OSバージョン:iPad OS 17
詳細なスペック等は販売先をご確認ください。
ポイント
Apple製品はスペック上の妥協がないので高性能ですが、その分高価です。私も使っていますが不満点は一つもありません。さらに、黄色・紫・ピンク・シルバーと4色から本体カラーを選べるのも魅力です。
ペンは付属しませんが、サードパーティ製の安くて高性能なペンが多いので純正品よりもおすすめです。
価格と購入情報
実売価格帯
5万円台〜
価格調査日:2024/7/28
※ポイント・送料は考慮していません。
※価格は常に変動します、下のボタンでご確認ください(別タブで開きます)
小学生の学習にオススメの ChromeBook(クロームブック)
防水防塵使用!ペン付属!
ASUS
Detachable CM30
ペン・キーボード付属の2-in-1タイプ
※写真をタップするとAmazonの該当ページが別ウィンドウで開きます。
スペック概要
- プロセッサ:MediaTek Kompanio 520
- メモリー:8GB
- 記憶容量:128GB
- 画面サイズ:10.5インチ
- バッテリー駆動時間:12時間
- 本体重量:609g
- OSバージョン:ChromeOS(最新)
詳細なスペック等は販売先をご確認ください。
ポイント
この機種は軍事レベルの防水・防塵・耐衝撃性があるので、小学生に使わせても安心できます。初めからペンが付属し、本体に収納できます。ペンは収納するだけで充電され、わずか15秒の充電で45分も使えてしまいます。
本体背部にスタンドがついており、キーボードも付属していますのでカバーケースは追加購入する必要がありません。
価格と購入情報
実売価格帯
4万円台〜
価格調査日:2024/7/28
※ポイント・送料は考慮していません。