国公立大学を含めてインターネット出願を実施する大学、専門学校が増えています。インターネット出願のメリットや必要なことを解説したいと思います。
インターネット出願があたりまえ
親世代の大学受験では紙の願書による出願が一般的でした。私も緊張しながら書いていた記憶があります。
今日では私立大学ではインターネット出願があたりまえとなっており、ここ数年で国公立大学でも採用されています。一部の私立大学ではインターネット出願しか受付ないところもあるようです。
インターネット出願のメリットまとめ
割引があることが多い
私立大学の受験料の平均は3万5千円だそうです。インターネット出願の場合数千円の割引があることがあります。
私立大学の併願で5校くらい受験すればバカにならない金額になります。
書き間違えても修正が効く
PCやスマホで出願するので入力ミスがあっても気づけば修正ができます。
紙の願書だと普通修正液は使えませんので取り寄せ直しになるでしょう(事前にもう1通取り寄せておきましょう)。また、必須入力事項については自動でチェックされるので記入漏れを防げます。
証明写真代がかからない
紙の願書では証明写真を貼り付ける必要がありますが、インターネット出願ではスマホの自撮りで対応できます。
ただし、面接を伴う受験の場合は「カメラのキタムラ」あたりでプロに撮影してもらいましょう。綺麗な写真と正しい身だしなみで面接にのぞむと、面接官に与える印象がよくなる可能性があります。なお、「カメラのキタムラ」では印刷した写真の他に画像ファイルとしてダウンロードできます。
支払いが楽に済ませることができる
受験料の支払いは大学によって変わりますが、クレジットカード、PayPalを利用できればその場で決済でき便利です。その他にコンビニ支払いや従来の銀行振込もあるようです。銀行振込であればネット銀行を活用するのも便利だと思います。クレジットカードの場合、ほとんどが本人名義である必要は無いようです。
インターネット出願のデメリット
入力ミスが無いようにする必要がある
紙にペンで書くのと違い入力ミス(変換ミス)が発生しがち。次へ進むボタンを押す前、最終確認の画面などきちんと確認しましょう。
スマホの場合機種依存性がある可能性がある
ガラケーはまずやめた方が良いです。スマホでも古い機種やブラウザの依存性がある可能性があるみたいですので、必ず推奨環境を確認してください。PCであれば確実ですが、Windows7等古い機種には注意が必要です。また、ブラウザの種類、バージョンを確認してください。
インターネット出願の準備
写真を準備しましょう
写真の条件を確認しましょう
出願に使用する写真は受験時の本人確認が目的ですので、下記について注意しましょう。
- 最近撮影した写真(3−6ヶ月以内)
- 上半身無帽で、頭部全体が写っている
- 正面からの撮影で顔に影がないこと
- 無背景
- ピンボケでない
- 本人のみ写っている
証明写真用のアプリを活用しましょう
私がオススメするアプリは「履歴書カメラ」Android、iOS両方あります。基本的に3×4cmのサイズの撮影ができます。コンビニのコピー機で印刷できるので紙の願書にも活用できます。
PC・スマホの準備
使用するPC・スマホが推奨環境を満たすか確認
大学等のインターネット出願に関するページには、普通ブラウザやOSに関する推奨環境に関する説明があります。推奨環境外で行うと表示が乱れたりしますので、無駄な時間を取らないよう必ず確認し万全を期しましょう。
アプリが必要なことも
出願の過程でPDFファイルが出力されることがあります。この場合PDFファイルを表示するためのアプリが必要です。通常推奨アプリはAdobe readerですが、きちんと表示できれば他のアプリでも大丈夫だと思います。表示ズレ等が発生した場合推奨のアプリをインストールしましょう。
メールアドレスが必要
ほとんどの場合メールアドレスが必要です。持ってない人はgmailなど無料のメールアカウントを事前に取得しておきましょう。
プリンターが必要なことも
上述のPDFファイルを印刷して使用することがあります。お家にプリンターがない場合わざわざ買う必要はありません。コンビニのコピー機で印刷ができますのでそちらを利用するか、他の人に借りましょう。
さいごに
便利なインターネット出願ですが、便利なゆえにイージーミスが発生する可能性があります。保護者や先生と一緒にインターネット出願をしたほうが良いと思います。